2014年10月19日日曜日

イード休暇報告3

イード休暇報告第3弾です。どんどん内容が簡略になってきています。

 9日(木) 夕方からボーリングへ。女子寮と文学部があるケイファーン地区のコズモというボーリング場に、クウェート人の友人とアジア人学生たちとで行きました。今日の目的は、ずばり日本人会のボーリング大会に備えて、練習することにありました。実は日本でボーリング行ったことがなかったので、一度くらいはやっておこうと思ったわけです。
 この日は、先日大学図書館で出会ったムバーラクさんとその友人ユースフさんという二人の日本好きクウェート人が来てくれました。二人とも日本語ができますが、ユースフさんは完璧に日本語を理解できます。例によって、私よりアニメ、ゲームに詳しいので、もっとそのあたりを知っておかなくてはなと思っています。
 初めてのボーリングはスコア76で2回ほどストライクでした。
そのあと、 女子学生が門限のため、寮に帰ったあと、クウェート人2人とハンバーガーショップへ。お互いの自己紹介やクウェートの事情について、語り合いました。11時ごろに帰宅。

10日(金) 午前中は掃除と洗濯。
そして、この日の夜は、台湾のナショナル・デイを祝う食事会に参加しました。食事会といっても、台湾の学生が自分たちで実施したものです。台湾人学生は同じレベルのクラスに多く、非常に温厚な学生たちで、私はよく昼食を一緒に食べています。そういうこともあり、今回の食事会にも参加しました。久しぶりの中華料理はやっぱりおいしい。帰りはレストランのある、ハワーリーから18番バスで帰りました。

11日(土) 午前中日本人会のボーリング会でした。クウェート在住の日本人のみなさまとご挨拶させていただきました。

ここまでがイードの出来事報告でした。
 

モロヘイヤ・スープ

前回に引き続き、8日(水)の夜の出来事を報告します。

8日の夜、ディスダーシャを引き取った後、私はエジプト人セキュリティのハーリドさんに手伝ってもらい、モロヘイヤスープを作りました。ハーリド氏は私の住む2号棟の夜勤のセキュリティ(門番)です。 彼は非常に学生と親しく話をし、棟の学生の名前を全部覚えているほどでした。そんな彼と話を交わした際、モロヘイヤスープの作り方を教えてもらいました。すると、今度作る際は手伝ってくれるということでしたので、この日モロヘイヤを買ってかえったわけです。
 モロヘイヤはもともとエジプトでよく食されている野菜で、日本に紹介したのは日本の中東研究者だったというから驚きです。そんなこととは知らず、私は小さい頃祖父の栽培したモロヘイヤのおひたし、炒めたものをよく食べていました。 しかし、エジプトではモロヘイヤをスープとしてしか食べないそうです。私のゼミでも一度、エジプトのモロヘイヤが紹介されたことがあり、レシピや専用の包丁について少しは知っていました。今回は、しっかりエジプト人の指導の下、作りましたので、ちゃんとできているはずです。

以下にモロヘイヤスープの作り方をまとめます。
材料:モロヘイヤ、鶏肉(鶏がら)、油、ニンニク、(トマト、玉ねぎを加えてもいい)

1. 鶏肉をお湯にいれ、1時間煮る。塩一杯入れる。
2. モロヘイヤを非常に細かく刻む。エジプトだとここで専用包丁登場。
もっと細かく
3. 1.の中から、鶏肉を取り出す。
4. 鶏肉を取り出したスープにモロヘイヤを加え、10分煮る。たまねぎ、トマトを加えてもよい。
5. フライパンを用意し 油を数ミリ入れ、取り出した鶏肉を皮から揚げる。
皮からあげます
6. また鶏肉を油から取り出し、そこに細かく刻んだニンニク一個を入れる。狐色になるまで炒める。
7. モロヘイヤのはいった鍋に、ニンニク入った油を投入、かき混ぜて完成。
 8. 平たいパンと一緒に食べます。

完成!
味はニンニクが利いていて、非常においしいです。モロヘイヤが少し青臭い感じがまたおいしいのです。日本でも試して見ます。モロヘイヤが手に入ればまた作ってみたいと思います。
 まさかクウェートで、エジプト料理を作るとは思いませんでしたが、人の縁で楽しく作ることができました。ありがとう、ハーリドさん。そして、モロヘイヤを日本に導入した飯森氏に感謝です。






2014年10月17日金曜日

イード休暇報告2

続いてイード休暇報告その2です。
残念ながら、文才がないのと経験がないため、本当に自分のためのメモ書きに近くなっております。

7日(火) この日はクウェートの日本料理レストラン慶のオーナーが昼食に留学生全員を招いていただきました。このレストランはクウェートでも最もおいしい日本食ということで非常に有名です。久しぶりに本格的な日本料理をいただきました。ごはんとみそ汁とおかずという組み合わせは、私には馴染み深くても、ここではそうもいきません。唐揚げや煮物なども懐かしくおいしくいただきました。留学生は多くの日本人の方にお世話になり、非常に光栄なことであります。お招きいただきありがとうございました。

昼食後、レストランの向かいにあるムサンナム・コンプレックスの本屋に行くつもりでしたが、あいにく昼休みでした。そのため、近くのバス停まで歩くついでに、人が多いシェラトンラウンドアバウトの近くまで歩いて、あたりを歩いてみることにしました。ビルの合間にモスクがあったので、そこを訪れました。とはいうものの、クウェートのモスクは観光用ではないので異教徒が入ることは基本的にはできないようです。ほかでも中を見たかったのですが、 入れてもらえませんでした。今回は、丁度礼拝訪れた人に聞いてみて、一緒に中に入りました。私が入ったときは、2人のインド出身のムスリムと一緒でした。二人に言わせれば、イスラームは他者を排斥したりしないし、アッラーの場所なのだからだれでもモスクに入っていいのだとのこと。とはいえ、怒られたら困るので、端っこの方で小っちゃく座っていたら、3時ごろのアスルの礼拝が始まりました。割と大きめのモスクだったので、後方のホールの隅で見学しようとしていたら、さっきのおじさんが、もっとこっちきていいんだよと言って、前の方に連れて行ってくれました。おかげで途中まで礼拝が見学できましたが、途中で入ってきた人に、ムスリムじゃないんだったら出ていけと怒られ、慌てて外に出てきました。外で靴を履いている間に、インド人のおじさんが礼拝を終えて出てきたので、一緒に紅茶を飲みに行きました。連れて行かれたのは、インド人が多く集まる場所の食堂でした。そこで、おじさんの話を聞きました。おじさんの家族はインドにおり、子どもは私より年上だそうです。最後に帰ったのは数年前で次の冬には帰るらしいです。(おじさんに会ってから、時間が経ってしまったので何の話をしたか忘れてしまいました…)
また同じ時間に、同じにモスクに行って、おじさんを探してみようと思います笑

8日(水) この日の午前中は、先日レバノン料理を一緒に食べたアフマドさんと共に、クウェート国立博物館に行きました。ここでの主な展示物は、ファイラカ島で発掘されたギリシャ時代の遺物のコレクション、そして、石油発見以前のクウェートを再現した展示です。クウェートの沖にある、ファイラカ島は古代ギリシャ時代の遺構が残り、発掘も盛んです。
石油以前のクウェートを再現したコーナーでは、ダウ船の建造やスークの様子、交易の様子などを見ることができます。丁寧に作りこんであり、展示もそれなりに数がありますが、見学者はほとんどおらず、自由に見学できるのポイントです。
この日の昼食はイタリアンを食べました。
夕方、テーラーにお願いしたディスダーシャを引き取りに行きました。そして、帰りにスーパーでモロヘイヤを買いました。
モロヘイヤに関してはせっかくなので、次の記事に改めて書きます。

イード休暇報告


こんにちは、お久しぶりです。更新が滞ってしまいました。こちらは、 10月3日(金)からイード休暇でした。3日がハッジ(巡礼)の最終日で、3日間イードアルアドハー(犠牲祭)が続きます。詳しくは、参考書などを参考していただくことにして、イード中にあった出来事を少しづつ、報告します。

4日(土)犠牲祭初日。寮の昼食は羊を一匹使った豪勢なものでした。いつもとは異なり、食事を出すテーブルも綺麗な布をかけてありました。学生同士はイード・ムバーラクと声を掛け合い、挨拶を交わす光景が見られました。イード気分の少ない学生寮ですら、学生たちの楽しげな様子が伝わってくる日でした。さらに、前日からハッジの様子の生中継をしており、ゆく年くる年を思い出してしまいました。

 5日(日) この日は昼食をクウェート人のアフマドさんと大使館職員の方といただきました。場所は、クウェートでも屈指のレバノン料理店ブルジュ・ハマーム。海岸に突き出すように作られたレストランで眺めがよく、なんといってもサービスも非常に丁寧です。さすが高級店。こちらでは、タッブーレ、ホンモス、ババガンヌーシュ(ナスのペースト、上にザクロ乗ってました)、ケバブの盛り合わせ、デザートでした。これまで同じような料理を食べたことはありますが、それまでに食べたアラブ料理で一番おいしかったです。パンは非常に香ばしく、ペーストもしっかりコクがあり…。せっかくなので写真をお見せしたいのですが、あまりにおいしくて写真をすっかり忘れてしまいました。最後に取ったクナーフェの写真を載せておきます。
クナーフェ
この日は、その後、スーパーで買い物。ランニング用の靴を新たに買いました。こちらの生活は、寮の食事が重く、歩く距離も少ないので、太りやすいことから、ランニングをすることに決めたのです。

6日(月)午後 この日のハイライトは、髪を切ったこととクウェートの男性用衣装をそろえたことですね。この日もクウェート人の友人にお願いし、彼が行っているという理髪店に連れて行ってもらいました。クウェートにはトルコ人とインド人の理容店があり、インド人街やダウンタウンに行くと、インド人の理容店で1KDで切ってもらえるそう。一方、トルコ人は少し高いですが、評判はいいです。私が行ったのは、トルコ人の理髪店でした。せっかくなので、長かった髪型を思い切って一気に短くしてしまおうと思いましたが、髪質が違うのでなかなかクウェート人っぽくなりません。いろいろ注文してるうちにだいぶ短くなってしまいましたが、ヘアジェルで立たせる方法で髪型を落ち着けております。
その後、 スーク・ムバーラキーヤに向かい、ディスダーシャを作りました。ディスダーシャはクウェートの男性用の衣装で、白が基本ですが、クリーム色に近い色などもあります。私は日本製の白い布地で作ってみました。それをテーラーに持ち込み、仕立ててもらいました。雑居ビルの二階にあるテーラーでは、外国人が服を縫い合わせていました。そこで計測してもらい、一応シャープなディスダーシャにするようお願いしました。その後、イガールとゴトラと下に履く下着などを調達しました。イガールは頭にのせる黒い輪、ゴトラは頭に乗せる布のことです。
その後聞いたところによると、既製品のディスダーシャもあり、そちらは安く済むとのことなので、普段用に買うときはそちらにしようと思います。
クウェートの衣装は大体そろいましたが、あと一つ、ミスバーフ(数珠)が必要です。これを手に入れたあかつきには、ディワーニヤ(クウェートの男性の一種の社交の場)に参加してみたいななんて思ったりします。だいぶ奇妙ですが、これを着て、大学の授業に出てもいいですね、。
日本帰ったら、なかなか着るタイミングはないですが。

ここまでで、イード休暇報告第一弾を終わります。